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「動物の音声コミュニケーション能力の神経機構の解明へ向けて:鳴禽類を用いた研究アプローチ」安部健太郎(京都大学大学院医学研究科生体情報学講座)

【日時】7月16日(火)13:30-15:00
【場所】ナノバイオロジー棟3階セミナー室

【演者】安部健太郎(京都大学大学院医学研究科生体情報学講座)

【タイトル】動物の音声コミュニケーション能力の神経機構の解明へ向けて:鳴禽類を用いた研究アプローチ

【要旨】
 生物の遺伝情報としてはDNAなどの物質が重要であるが、ヒトなどの種では、家族や社会を通じて受け継がれる「文化」や「言語」などの情報も遺伝すると考えることができ、このような世代を超えた情報の蓄積が、現代人類の爆発的繁栄をもたらしていると推測される。我々は、ヒトと同じように生後に音声コミュニケーション能力を発達させる鳴禽類(鳥類スズメ亜目)を用い、世代を超えた非物質的情報の個体間伝達を可能にする神経機構を明らかにする試みを行っている。本セミナーでは、ヒトと鳥類の音声コミュニケーション能力の違いについて議論するとともに、鳴禽類の音声コミュニケーションに使用される「さえずり」を生成・受容する脳内のメカニズムについて、我々の研究で明らかにした最新の知見について紹介したい。