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English

Wiring Specificity in the Mouse Olfactory Circuits
〜嗅球神経回路の特異性はどのようにして決まっているのか〜
今井猛 (理化学研究所)

日時

2012年5月17日(木)17時〜

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 ナノバイオロジー棟3階 セミナー室

演者

今井猛(理化学研究所)

演題

Wiring Specificity in the Mouse Olfactory Circuits

要旨

マウス嗅覚系では、匂い分子は約1000種類の嗅覚受容体によって検出されている。個々の嗅神経細胞はそのうち1種類の嗅覚受容体のみを発現しており、また同種の嗅覚受容体を発現する嗅神経細胞の軸索は嗅球の特定の糸球体へと収斂する。従って、匂いによって活性化された嗅覚受容体の情報は、嗅球表面のどの糸球体が発火したかという情報、すなわち「匂い地図」に変換されることとなる。それでは、この匂い地図はどのように読み解かれているのであろうか?我々は嗅球内の情報処理を理解するために、嗅球の詳細な神経回路の可視化を試みており、今回はそれについて紹介したい。また、嗅球回路の発生メカニズムの研究も進めており、それについても議論したい。

参考文献

  1. Imai, (2012) Positional information in neural map development: Lessons from the olfactory system. Dev Growth Differ. doi: 10.1111/j.1440-169X.2012.01334.x.
  2. Imai, & Sakano, (2011) Axon-axon interactions in neuronal circuit assembly: lessons from olfactory map formation. Eur J Neurosci. 34, 1647-1654.
  3. Imai, Sakano, & Vosshall, (2010) Topographic Mapping--The Olfactory System. Cold Spring Harb Perspect Biol. 2(8):a001776.
  4. Imai et al., (2009) Pre-Target Axon Sorting Establishes the Neural Map Topography. Science. 325, 585-60.
  5. Imai & Sakano, (2008) Odorant receptor-mediated signaling in the mouse. Curr Opin Neurobiol. 18, 251-60.
  6. Imai et al., (2006) Odorant receptor-derived cAMP signals direct axonal targeting. Science. 314, 657-61.

世話人

村上富士夫
Tel: 06-6879-4637
E-mail: murakami[at]fbs.osaka-u.ac.jp


http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/seminar/docs/fbs-seminar-murakami-20120517.pdf