おもろい研究!君ならできる、ここでできる|新しい生物学・生命科学を拓く大学院|大阪大学大学院生命機能研究科

English

細胞認識性バイオマテリアルによる再生医療の革新
〜カドヘリンマトリクス工学糖鎖工学の応用学の応用〜
赤池敏宏 (国際科学振興財団)

日時

2019年7月23日(火) 15:30〜17:00

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室

演者

赤池敏宏(国際科学振興財団)

演題

細胞認識性バイオマテリアルによる再生医療の革新

要旨

私たちは化学的手法あるいは遺伝子工学手法を用いて作製した人工的な高分子・蛋白質分子を細胞の足場としての応用を追求してきた。すなわち新たな細胞認識型のバイオマテリアルとしての応用を展開してきた。本来細胞の足場となり得ない細胞間接着分子や増殖因子・サイトカイン・被貪食性リガンド等々を細胞の足場として利用することで,細胞機能の制御,さらには各種幹細胞の培養・分化誘導法へ応用展開した。細胞間接着分子であるE、N、VE等、各種カドヘリンの分子の発現とその役割の解明については、わが国の竹市雅俊教授グループの1980年代以降の優れた研究がある。私たちの研究グループは細胞認識性バイオマテリアルとして、2001年以来カドヘリンマトリックス工学を提唱・展開した。E、N、VEの各種膜タンパク質、カドヘリン分子(一部に水溶性の各種サイトカイン、細胞増殖因子)の頭部を抗体分子の尾部Fcとキメラ化した両親媒性人工タンパクを設計した。これらはかって私たちの研究グループがオリジナルな細胞認識材料とし設計・応用展開してきたPVLA等の各種界面活性型糖質高分子とほぼ同様の界面物性を示し、組織工学、再生医療と各種臓器線維症をはじめとしたターゲットへのDDSに向けて応用展開が期待される。

世話人

明石満
Tel: 06-6105-5247
E-mail: akashi@fbs.osaka-u.ac.jp