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生命機能研究科研究交流会(FBSコロキウム)190

講演者 内村元昭 (ダイナミックブレインネットワーク研究室 特任助教)
演題 楔前部の外部座標系ニューロン
日時 2018年7月4日(水)12:15〜13:00
場所 生命システム棟2階セミナー室
世話人 中野珠実(ダイナミックブレインネットワーク研究室 准教授)
Tel: 06-6879-4435
E-mail: tamami_nakano[at]fbs.osaka-u.ac.jp












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要旨

視覚情報は急速眼球運動のたびに大きく変化するにも関わらず、通常我々は変化に気づくことはない。視覚世界を安定させるための神経メカニズムは未解明の問題である。この問題を解決するため、我々は背景に固定された座標系で物体の位置を自動的に認識しているのではないかという仮説を提唱した。仮説を検証するため、3つの異なる手法を用いた研究を遂行した。1)到達運動中の標的の位置が外部座標系で表現され、運動終了後の誤差情報の計算に使われていることを明らかにした。2)右楔前部が長方形の枠との相対的な位置関係で物体の位置を表現していることが明らかになった。3)サルの楔前部において、外部座標系で受容野を持つ神経細胞が存在した。これらの結果は楔前部において、外部座標系で物体位置を表現し、安定した視覚世界を構成しているという仮説を支持するものである。


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