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生命機能研究科研究交流会(FBSコロキウム)13

講演者 近藤 滋 教授 (名古屋大学理学研究科)
演題 「波と模様と形態形成」
講演者 中村 哲也 (生命機能研究科・発生遺伝学研究室)
演題 「反応拡散波と左右軸形成~新規遺伝子導入法とシミュレーションを用いたアプローチ~」
日時 2005年 9月14日(水) 午後5~7時
場所 大阪大学生命機能研究科ナノバイオロジー棟・3階セミナー室
世話人 浜田 博司








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実施報告

 第13回の交流会講演は名古屋大学大学院理学研究科・機能調節学講座の近藤滋教授をお招きし、「波と模様と形態形成」という題目でお話し頂いた。近藤先生は、動物の皮膚模様の形成をモデル系として、チューリング波を基にしたアプローチでこの謎の解明を目指されている。チューリング波とは、1952年に数学者チューリングが、化学反応が特殊なネットワークを作ると、空間に波を発生させ、それが皮膚模様や動物の形態を作るための位置情報になるという仮説である。講演では、いかにチューリング波が動物の皮膚模様の変化に関与しているか、そしてチューリング波の分子的実体について、様々な動物の複雑な縞模様のスライドやコンピュータシュミレーションを交えてわかりやすく話しておられた。また、縞模様の変化するマウスの紹介など、聞くだけでなく視覚でも楽しめた講演だった。

 濱田研からは、大学院生の中村哲也さんが「反応拡散波と左右軸形成」という題目で講演された。当研究室でメインに研究しているマウス胚の左右軸形成機構について、新たに開発した遺伝子導入法とコンピュータシュミレーションを用いて行った実験を、きっちり背景を含めて話されていたので、初めて聞いた方も理解しやすかっただろうと思う。

 また、講演会後の懇親会においても、和やかな雰囲気も手伝ってか、近藤先生と中村さんに質問される方も多く、今回の交流会は大成功だったと思う。


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