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生命機能研究科研究交流会(FBSコロキウム)12

講演者 大野 睦人 教授 (京都大学ウイルス研究所・情報高分子化学研究分野)
演題 「RNA核外輸送における多様性と制御」
講演者 片平 じゅん 助教授 (生命機能研究科・細胞ネットワーク講座・細胞内分子移動学研究室)
演題 「mRNA核外輸送因子ファミリーの機能解析」
日時 2005年 7月13日(水) 午後5~7時
場所 大阪大学生命機能研究科ナノバイオロジー棟・3階セミナー室
世話人 米田 悦啓












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実施報告

今回の特別講演は,京都大学ウイルス研究所の大野睦人教授にお願いし,「RNA核外輸送における多様性と制御」というタイトルでお話をしていただきました.ご講演では,大野博士が留学されていた,ドイツ・ハイデルベルクのEMBLのIain Mattaj研におられた時からの研究の展開をわかりやすく解説していただきました.何故,先ずU snRNAの輸送機構解明に着目して研究を始めたかといったエピソードを踏まえ,ご自身の発見された因子PHAXの発見の経緯など,興味深い内容でした.また,mRNAとU snRNAは核内でどのように区別されて別の経路で輸送されるのかという疑問に対して,そのRNAの長さが大きく関与することをクリアに示した実験など,最新の研究内容にも触れていただき,RNA輸送の全体像が見えてくる内容で,参加者は皆その話に引き込まれていました.当研究科の他の研究室ではあまり行なわれていない研究テーマでしたが,逆に新鮮な内容で,活発な質疑応答が行われました.
米田グループからは,片平じゅん助教授が,「mRNA核外輸送因子ファミリーの機能解析」というタイトルで,mRNA輸送因子として同定されているTAPとそのファミリー因子について,ノックアウトマウスの解析データなどを含め,最新の研究成果まで報告しました.片平博士は,大野博士と同じくハイデルベルクに,時期も少しオーバーラップする形で留学しており,ハイデルベルクがRNA輸送研究の1つのメッカになっていることが伺われたという意味でも興味深い講演の組み合わせになりました.
講演会後の懇親会では,大野先生が若い研究者の質問攻めに会っていたのが印象的でした.


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