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生命機能研究科研究交流会(FBSコロキウム)141

講演者 橋本昌和(生命機能研究科/初期胚発生研究室(佐々木研)・助教)
演題 「エレクトロポレーションによる簡便なマウスゲノム編集法とその利用」
日時 2016年6月29日(水)12時15分〜13時
場所 生命機能研究科 生命システム棟2階セミナー室&ラウンジ
世話人 世話人:橋本昌和
Tel:06-6879-4659
E-mail:mhashimo@fbs.osaka-u.ac.jp












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実施報告

【講演案内】

演者: 橋本昌和

所属: 生命機能研究科・初期胚発生研究室(佐々木研)・助教    

演題: 「エレクトロポレーションによる簡便なマウスゲノム編集法とその利用」

要旨:近年めざましい発展を遂げているCRISPR/Cas9によるゲノム編集技術は様々な生物種において利用され、遺伝学的解析に非常に大きく貢献している。主にマウスなどの哺乳動物においては、Cas9 mRNAとgRNAあるいはそれらの発現ベクターをマイクロインジェクション法によって受精卵に導入する手法が一般的だが、マイクロインジェクションは熟練した手技と、準備や処理に多くの時間を要するという欠点がある。
 本コロキウムではエレクトロポレーション法による簡便なマウスゲノム編集法について紹介する。私たちはこれまで受精卵に効率よくmRNAを導入できる条件を決定し、Cas9 mRNAとgRNAを一度に数十個の受精卵に導入することを可能にした。これによって熟練した技術を必要とせず、短時間で簡単に遺伝子改変マウスを作成する事ができるようになった。また、この方法を改良しCAS9蛋白質を用いることによって、1細胞期にゲノム編集をおこさせ、モザイク率を下げる事に成功している。本手法は基礎科学から医療や畜産業などのさまざまな分野に応用可能である。当研究室では細胞間コミュニケーションに基づいた発生のしくみの理解を目指しており、本手法を用いて最近着手し始めた個体発生における細胞競合機構の解析について、現在までの進捗も合わせて紹介したい。

世話人氏名:橋本 昌和
Tel:06-6879-4659
E-mail:mhashimo@fbs.osaka-u.ac.jp


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