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日本医師会医学賞 大阪大学生命機能研究科教授:平野俊夫

平成17年11月1日(火)日本医師会館にて、平野俊夫生命機能研究科長が平成17年度日本医師会医学賞を受賞した。受賞理由は"サイトカインの分子生物学・免疫学的研究"である。日本医師会医学賞(Medical Award of The Japan Medical Association)は日本医師会会員で、医学上重要な業績をあげた研究者に授与される。毎年1回、基礎医学・社会医学・臨床医学を通じ計3名に授与される。本学関係の同賞の受賞者としては、平成2年の岸本忠三前総長、垂井清一郎名誉教授(平成2年)、北村幸彦名誉教授(平成6年)、谷口直之教授(平成13年)らが名を連ねており、平野教授が9人目である。

今回で46回を数えるが、臨床医学部門の神戸大学の春日雅人教授、国立がんセンター総長の垣添忠生氏とともに、平野教授が基礎部門から受賞者にえらばれた。インターロイキン6などのサイトカインは免疫応答、アレルギー反応、炎症反応、造血、骨形成等で重要な役割を果たしている。平野教授はインターロイキン6を発見するとともに、その作用機構を明らかにした。さらにインターロイキン6の異常で関節リウマチなどの自己免疫疾患が発症することを明らかにした。さらにサイトカインシグナルが亜鉛シグナルとリンクすることを明らかにした。平野教授らの基礎研究は、現在同疾患治療に向けた臨床研究へと結びついている。さらに、免疫学を超えて、発生学、再生医学、癌研究に共通の基本原理の解明に向かっての新しい生命科学の領域へと発展しつつある。


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