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病因解析学研究室〈仲野教授〉

役職 氏名 Email TEL 研究・教育業績
教授 仲野 徹 06-6879-3720 詳細を見る
准教授 片平 じゅん 06-6879-3722 詳細を見る
特任講師 宮川 さとみ 06-6879-3722 詳細を見る
助教 永森 一平 06-6879-3722 詳細を見る
助教 山口 新平 06-6879-3722 詳細を見る
TEL 06-6879-3722
FAX 06-6879-3729
研究室郵便宛先 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
大阪大学大学院 医学系研究科 幹細胞病理学(C2)
仲野研究室HP http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/nakano/

発生・分化におけるエピジェネティクス制御

  発生・分化過程では、塩基配列をともなわずに、遺伝子発現が子孫の細胞に伝達されるエピジェネティック制御が重要な役割を担っています。そして、そのエピジェネティック制御は、大きく、DNAのメチル化とヒストン修飾によるとされています。我々の研究室では、初期発生ならびに生殖細胞の分化を主たる対象としながら、エピジェネティック制御、特に、DNAメチル化の制御機構を中心とした研究を展開しています。この分野は、現在、極めて進展が早く、エキサイティングな成果が次々と報告されており、科学的な好奇心を十分に満たしてくれる分野です。

1. DNA脱メチル化機構の解析

 哺乳類では、受精直後にゲノム全体に脱メチル化が生じ、この脱メチル化現象は、発生・分化に必須です。また、精子に由来する雄性ゲノムの脱メチル化は、DNAのメチル化を伴わない能動的脱メチル化によることが知られています。しかし、能動的脱メチル化の分子機構にには、いくつかの報告がありますが、その実体は不明のまま残されています。我々は、この生命現象にとって大きな謎である、能動的脱メチル化機構の解明に挑戦しています。

2. 精子形成における small RNA とエピジェネティック制御

 精子形成過程には、マウスPIWIファミリータンパクと結合するpiRNApiwi interacting RNA)とよばれるsmall RNAが存在することが知られています。我々の研究室では、三つのマウス PIWI のうち、MILIとMIWI2の解析をおこない、これら二つの遺伝子が、レトロトランスポゾンの制御領域のDNAメチル化に必須であること、また、その過程において、おそらくpiRNA が重要な機能を有していること、を明らかにしてきました。これらの研究成果を基盤に、small RNAによるエピジェネティック制御、特に、DNA メチル化の制御機構の解明をめざした研究をおこなっています。

3. 生殖細胞の運命付けと分化

 生殖細胞は、我々のからだの中で、唯一、遺伝情報を次世代に伝達することができる細胞です。発生の早い段階において出現する始原生殖細胞は、生殖系列へと運命づけられた細胞であり、将来、卵子あるいは精子に分化します。その始原生殖細胞の発生・分化機構についての研究をおこなっています。

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