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Multilinear feedbackを用いた結合振動子系の制御

論文誌情報 Phys Rev E 78, 056210 (2008)
 ※Virtual Journal of Ultrafast Science(12月号)に選抜
著者 T. Kano and S. Kinoshita
論文タイトル Method to control the coupling function using multilinear feedback
PubMed 19113203

要旨

自発的にリズムを刻む振動子がその相互作用によってリズムを揃える同期現象は、自然界に広く知られた現象である。近年、パーキンソン病患者の手の震えの治療やロボット制御など、振動子の同期の振舞いを人為的に制御することが様々な分野で必要とされている。我々は位相モデルにおける結合関数の関数形に着目し、同期の振舞いをmultilinear feedbackを用いて制御する理論的手法を開発した。この手法は、系の詳細なメカニズムを知る必要がなく、汎用性があるため、広い分野での応用が期待できる。 詳細は: http://mph.fbs.osaka-u.ac.jp/

図1:Multilinear feedbackの概念図

kano-kino2008PREl.jpg振動子系全体から得られる観測量をもとにしてフィードバックを行うことで、振動子の同期の振舞いを制御することができる。