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アポトーシス細胞が貪食されないと自己免疫疾患をひきおこす

論文誌情報 Science 304, 1147-1150 (2004)
著者 Hanayama, R., Tanaka, M., Miyasaka, K., Aozasa, K., Koike, M.,
Uchiyama, Y., and Nagata, S.
論文タイトル Autoimmune disease and impaired uptake of apoptotic cells in MFG-E8-deficient mice.
PubMed 15155946

図1  40週令のMFG-E8欠損マウスより脾臓(spleen)の切片を調製し、...

要旨

アポトーシス細胞はホスファチジルセリンを細胞膜上に表出し、マクロファージによって迅速に取り込まれる。我々は、PSを認識しうるタンパク質MFG-E8が脾臓・胚中心においてアポトーシスB細胞の除去に関与していること、その障害が自己 免疫疾患の発症につながることを見いだした。

図1 

nagata-sci2004-L.jpg 40週令のMFG-E8欠損マウスより脾臓(spleen)の切片を調製し、胚中心(germinalcenters)の活性化Bリンパ球を染色するPNA(緑)と抗MOMA-1抗体(marginal zone に存在するマクロファージのマーカー)(赤)で染色した。MFG-E8を欠損した脾臓では胚中心が異常に活性化され、大きくなっている。