おもろい研究!君ならできる、ここでできる|新しい生物学・生命科学を拓く大学院|大阪大学大学院生命機能研究科

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在学生のコメント

山田有里佳さん

答えがでるまで考え続ける

プロトニックナノマシン研究室〈難波特任教授〉
山田有里佳さん  

大学時代は臨床栄養学を中心に学んできました。それまでは蛋白質を栄養素として捉えがちでしたが、生体内で様々に機能している蛋白質に興味を持ちはじめ、「食」とは違った角度から生命体の維持に役立つ研究がしたいと思うようになりました。現在は、筋収縮のカルシウム制御の機構を原子レベルで明らかにするために、電子顕微鏡を用いて、筋肉の細いフィラメントの構造解析を行なっています。筋収縮や筋弛緩は私たちにとって身近な生命現象であるにも関わらず、未だにその詳細なメカニズムが解明されていません。この研究は、精製方法さえも確立されていなかったので、この2年間は様々な条件で精製を繰り返すという比較的地味な実験をしていました。ディスカッションを通して、実験結果に対する解釈が甘く、思慮の浅さに気づかされ、悔しくて何度も泣きました。しかし、最近ようやく「考えること」が少しずつできるようになり、個々の実験だけをみて判断するのではなく、研究全体をみてそれぞれをつなげられるようになってきました。常に考え続けることが大切で、実験や研究の本質を正しく捉え、新しいアイデアを出していけるように、博士課程の後半戦に挑みたいと思っています。