おもろい研究!君ならできる、ここでできる|新しい生物学・生命科学を拓く大学院|大阪大学大学院生命機能研究科

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在学生のコメント

浅井泰子さん

生命現象の一端を
明らかにする喜び

浅井泰子さん  

繊毛の内部構造はどのようにしてつくられるのだろうか。これは私が毎日考えている事です。そもそも、繊毛とは細胞表面から生えている毛の様な構造体で、ほぼ全ての体細胞に存在します。例えば、気道上皮の繊毛は運動性を持ち、外界から侵入するごみや細菌を外へ吐き出し私達の身体を守っています。このような現象は今まさにこの瞬間、私達の身体で起こっているのです。生体にとって重要な繊毛ですが、その内部構造がつくられる仕組みはほとんど明らかになっていません。

そこで、私は繊毛の内部構造がつくられるメカニズムをマウスを用いて解析しています。繊毛の内部構造を電子顕微鏡、細胞内局在を免疫染色法で、また繊毛運動を高速度ビデオカメラで観察しています。実験結果の一つ一つは、どんなに小さなものであっても世界中の誰もが知らない事実であり、世界で一番初めに自分が目にする事が出来るのです。もちろん結果がどう転ぶかは誰も知りません。どんな結果が得られるのか、そこからどんな可能性が広がるのか、毎回、データを出す瞬間はワクワクがとまりません。

自分の興味ある事に自由に時間をつぎ込んで探究できる。こんなに魅力的な時間の使い方は他に見つからないと思います。生命機能研究科は研究分野が生物学から物理学まで多岐に渡るため、授業やセミナーを通して気になるものに出会えると思います。私自身、入学当初から繊毛に特別馴染みがあったわけではありませんが、今ではすっかり繊毛に夢中です。みなさんも是非何か夢中になるもの見つけにきませんか?